「Hey!真田幸村ーーー!決闘すんぞ!!」

え?え?え?
今日も今日とてがんばって仕事してます!
です。
今日のお仕事は鍛錬の終わった幸村さんに愛のタオルと団子の差し入れ(手ぬぐいだけど)をした後に上田城の前をほうきがけしていた。

ら、なんか蒼い眼帯の人が来ました。

「政宗様!自重なされよ!」
「Shut up.小十郎!文はちゃんと出してっから平気だよ」

いや、平気じゃねーよ。
だって誰か来るなんきいてないんすけど?

「Ah?なんだテメェ」
「失礼ですねてめーこそ」
「貴様!政宗様になんて口を!」

なるほどどうやら様付けされるほど偉い人なのか。
幸村さんとそんな年が離れてるようにも見えないけど・・・流石は戦国時代(?)ってこと?

「あんたNew faceみてーだな」
「はぁ?ニューフェイスとか戦国武将の癖に英語ってどーよ?」
「What?」
「はぁ。随分ネイティブな発音ですねー」
「・・・Do you understand English?」(あんた、異国語が判るのか?)
「It understands if somewhat. 」(少しくらいなら判ります)

「「・・・」」

なんか見詰め合っちゃった。
幸村さんがジャニーズ系ってならこの人はなんかセクシー系のかっこいい人?
まぁあたしは幸村さん一筋だけどね!!

「Ha!気に入ったぜ、あんた!名前は?」
「は?えとです」
か。こんな甲斐の田舎にいるなんて勿体ねぇ。うちにこねぇか?」
「はいぃ?」
「奥州はいいぜ?米と野菜は一級品。何よりこの俺が治めてんだ」
「はぁ」
「いいだろう?」
「よくねーよ!」

突っぱねてしまった。
蒼い人の斜め後ろでヤクザ顔の人がテメェ!!って!!怖い!怖い!!

「ちょーっと竜の旦那。勝手に人んとこの女中かどわかさないでくんない?」
「あん?忍、いやがったのか」
「佐助さん!」
「あはー、ちゃん無事?」
「はぁ、まあ。でも助けにきてくれるなら幸村さんの方がよかったんですけど」
「わがまま言わないの」

そういわれた次の瞬間には佐助さんに抱き上げられて青い人たちから距離が離れていた。

「Hye,猿飛。を寄こせ」
「あのねぇ犬猫じゃないんだから。それより右目の旦那と二人でどうしたの?」
「あ?文を送ったはずだぜ?」
「嘘?」
「本当だ」

あれー?と佐助さんが首を傾げたら向こうから人影。
あの人忍じゃね?

「佐助さん佐助さん」
「なーに、ちゃん」
「あれ忍さんじゃないですか?」
「・・・黒脛巾組?」
「悪い。文より先に着いちまったぜ!」

佐助さんとヤクザな人がガックリ肩を落とした。
なんだこの人、チャーミングだな!!

「政宗殿ぉぉぉぉぉぉ!!」

って突然二本の槍ってゆーか戦装束の幸村さんが降ってきた!?

「HA!待ってたぜ!!真田幸村ぁ!!」

ちょ、この人普通に迎え撃ってる!!
てゆーか片手で3本両手で6本の刀とか何者!?

「ちょ、旦那ぁ、もー」

って佐助さんまででかい手裏剣だしてるし!

「テメェの相手は俺だ。猿飛」

ヤクザだよ!それもうヤクザだよ!!

なんかよくわからないうちに、上田城門前にて戦争勃発です御館様!!





05



It glancing fell



in love with you!!